風光明媚

山と川の旅③~長良川鵜飼~

長良川鵜飼

さて、一気に岐阜まで戻り、(途中で飛騨高山ラーメン食べましたが)、
信長公の居城、岐阜城が見下ろす長良川の鵜飼いです。

屋形船に乗り込むと、否が応でも気分が盛り上がる!はずなのですが・・・

屋形船は、各自弁当を持参で乗り込みます。
買ってきたり、仕出しを注文したり、
せっかくなので、豪華な弁当をネットで探して、
注文した、、、はず、、、なのですが、
当日、注文されてませんよ、と・・・

調べると、確かに決済されてません。
たぶん、弁当だけ調べて、
満足して決済忘れたんだと思います。

頼んだはずだった仕出し・・・
鮎も、飛騨牛も入ってたのに・・・

仕出しは予約制だし、今更どうにもなりません。
近くに弁当屋も無いので、
お茶だけ買って、屋形船に乗り込みます。

屋形船で上流に上り、
そこでディナータイム!
皆さん、家族やカップル、仕事仲間、わいわいとお食事やお酒を飲んでます。

私は、ボッチだわ、飲んでるわ・・・
この人何しに来てるんだろ?
って周りから見えたと思います。

もし、デートで来てこんな事やらかしたらフラれるだろうな、ボッチで良かった・・・
と思いつつ、そんな、虚無な時間が1時間以上続きました・・・

長良川鵜飼

そんな苦行を乗り越えての鵜飼いは、
ただただ、素敵でした。

長良川鵜飼
長良川鵜飼

鵜が、鮎をひと噛みしてから飲み込むのですが、
この時に鮎が活〆状態になり、鮮度が保たれるのだそうです。

鵜の首は軽く首輪で締まっているので、
大きい鮎は飲み込めず、それを船で取り込む。

そんな鵜飼で採れた鮎は特別で高級らしいです。
鮎に嚙みつかれた歯形もついいて、それが品質の証になります。

そんな万葉集の時代から受け継がれている、鵜飼。
昔の人凄すぎます。

日本人の食に対する情熱は、その時代から紡がれているのですね。

長良川鵜飼
長良川鵜飼

鵜飼のクライマックス、総がらみと言います。
6隻の船が、川幅いっぱいに広がり、鮎を浅瀬に追い込む漁です。

イカ釣り漁船のライトは技術の進歩で年々明るくなるのですが、
1300年前から変わらず、篝火(かがりび)での漁を代々受け継ぐ鵜飼は、
とても心に沁みました。日本人で良かった。

長良川鵜飼

奇しくもその日は、長良川鵜飼の最終日。
花火が上がりました。
今年の夏も終わりです。もう秋だったけど。

桟橋に戻ると、鵜飼の余韻に浸る事も無く、
鮎を食べられるお店に直行しました。
仕出しより美味しいし!って負け惜しみ。

岐阜は地味な印象なのですが、山と川に囲まれた素晴らしい場所でした。
若い人には向きませんが(失礼)。

青森からだと、FDAで名古屋空港までひとっ飛びなので行きやすいですよ。

①郡上八幡編はこちら

②上高地編はこちら

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA