風光明媚

川と山の旅①~郡上八幡~

昔から、川のある風景に憧れています。

少しゆっくりと過ごしたくて、
今回、岐阜県に行ってきました。

FDAで名古屋(小牧)空港まで行くと、車ですぐです。

まず向かったのは、郡上八幡(ぐじょうはちまん)。
ここ数年、行ってみたいと思っていた町です。

吉田川という清流が流れ、
「水船」という生活用水路が町中に張り巡らされ、
景観と生活が水と共にある、「水の町」です。


司馬遼太郎が、「日本で最も美しい山城」と評した、郡上八幡城
ユネスコ無形文化遺産に登録された、郡上おどり
奥美濃の小京都」と呼ばれる、情緒あふれる街並み。

山間の小さな町なのですが、
ほんと、見どころがたくさんあります。

郡上八幡


いつの間にか日本に数個(6個?)ある「天空の城
そのうちの一つが、この郡上八幡城です。
そんな天空のお城を眺められるこの峠は、
車でしか来れない(チャリはロードバイクなら来れます)ので注意が必要です。

ほんと凄い位置に建ってますよね。

こういう山城を見ると、兵糧攻めには弱そうだなと、
「泣いて馬謖を切った(る)」孔明の気持ちが推し量られ、
せつなくなります。

郡上八幡

スマホズームの限界。
今回はここが目的では無かったので置いてきましたが、
いつか望遠レンズ持参でちゃんと撮りたい。

郡上八幡

川といえば、鰻。
アクセスもバツグン、吉田屋 美濃錦さん。
天然では無いのですが、今まで食べた鰻の中でも、かなりの好み。
皮、パリパリの濃い味でした。

ひつまぶしにしなくて良かった~
って思う鰻はほんと久しぶり。

吉田屋 美濃錦

町を散策。

ここは吉田川。
鰻も、宿も、吉田さん。

生憎の雨模様だったのですが、
水の風景は、雨の日でもいとおかし、って昔から思っているので気になりません。

吉田屋 美濃錦

河原が町中にあるのはほんと素敵です。
温泉街っぽい風景。

水門的な、水の出を簡易的にコントロールしてるのかな?
よくわかりませんが、素敵でした。苔のむすまで。

水の町郡上八幡のシンボル、宗祇水(そうぎすい)という湧水です。

お社の所から湧水が流れ出るのですが、
上段は、清らかな水なので、飲み水。
下段は、野菜を洗ったりする場所、食器などをすすぐ場所、と別れています。

水が生活に密着して、大事にされていたんだなとしみじみ。

あと、柳がたくさん。
水場には似合いますよね。


歴史のある街並み。
酒好きにはたまらなそうな酒屋。

郡上踊りの提灯。いつか夜通し踊ってみたい。

雨はいいのですが、湿度が苦手。

汗だくで、郡上八幡城へ向かって登ります。
城下を見下ろせる良い眺めですが、
眼鏡もカメラのレンズも曇ります。

さすが、司馬遼太郎。
郡上八幡城は、ほんとに美しい城でした。

清流といえば鮎。
前日は取れなかったみたいです。

一転、この日のお刺身はかなりの物で
あんたラッキーだね!って言われました。



焼き鮎。とにかく美味しい。
特技は、魚を上手に食べることです。
お店の人に、鮎も幸せだね~って褒められました。

鮎雑炊。しみじみ旨い。

以上、鮎のコースでした。

あんまり酔いどれると、川に落ちそうなほど、
川と共に暮らす町。
雨が心地よかったです。


美濃が近いので、
店舗の照明は和紙の物が多く、
紙の文化もあるのだと歴史を感じました。

そんな、青森では見られない文化に溢れた郡上八幡でした。

2日目(上高地編へ)

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