外構・エクステリアの考え方

2025年の施工例(リガーデン)

ついに。師走。
気温は-5℃。雪が降って来ました。
雪囲いはまだ終わっておりません・・・
順番に回っておりますので、今しばらくお待ちくださいませ。

という事で、今年の現場も残りわずか。
良い機会ですので、今年の施工例のご紹介をしていきたいと思います。

まずは、リガーデン部門です。
ガーデンリフォームとも言います。
お庭の作り変えですね。

お庭づくりをするタイミングで多いのが、
①新築した時
②お子さんが巣立った時
③退職される時
④体力的に厳しくなってきた時
になります。

ライフスタイルや家族構成の変化によって、
お庭やエクステリアも形を変えていきます。
そんな時に行うのがリガーデン。
使いやすいように、駐車計画や動線、お庭の使い方を再定義していきます。

①住宅リフォームに合わせた茶庭とエクステリアの整理

<Before>

時代のぬくもりがある住まいです。
茶室兼住居だったのですが、建物の老朽化に合わせて、
茶室を切り離し、住居は新築する計画です。

茶道の席に飾る「茶花」がたくさんありまして、
管理も大変になってこられた様子ですので、
まずは、厳選していきます。

残す茶花を植える場所を作り、移植し、
お庭を減らしながらの減築&新築工事となります。

実は、移植は去年に済ませていましたので、
実に1年越しの工事です。ボリュームがすごかったです。

After>

既存の塀は一部残したり、
ロードヒーティングも残しつつ増設したり、
茶花は一か所にまとめ、管理をしやすく、
雑草取りの労力、雪投げの労力もかなり減りました。

残したコンクリート、
残した茶室棟、
新築の住宅部、
レベルの違う場所を、足に負荷がかからないように、
エクステリアで繋いでいます。

この辺りの高さの計画は、
新築工事前から相談に乗らせていただいてましたので、
すっきりと納まっています。
私は建築士でもあるので、
使いやすい住宅の設計GLの計画は、
かなり上手だと自負しています。笑

②玄関前を草花に囲まれた空間に

<Before>

外壁のリフォームを行ったそうなのですが、
一部がきれいになると、その他の物がみすぼらしく見えたりします。

今回のお客様は、
道路と建物の間のコンクリートが、
気になるそうで、
最初はプランターを置く計画だったのですが・・・

それだと、結局コンクリートが残ってしまうので、
そこは壊さずに、花壇を作りました。

<After>

建物外壁と縁を切り、
水もしっかりと抜けるように計画。
植物がすくすく育つように、土もたっぷりと入れています。

玄関前が見違えるようになり、
道行く人からも褒めてもらえるそうで、
お客様も私も嬉しい限りです。

③DIYで作ってきたお庭を、管理がしやすいお庭へ

<Before>

何年も、DIYで作ってこられたお庭。

とてもセンス良くまとまっていて、
手を加えるところは無さそうなのですが、
植物のスペースが多くて、管理が大変なのと、
裏の敷地の法面の土が流れてくるわ、
雑草だらけで見た目も悪いわ、
で、大規模なリガーデンをする事になりました。

まずは、隣地の土が流れてこないように土留めをするのですが、
あまり土留めを高くしたくなかったので、
庭の地面を2段にして、高低差の処理をしています。

リビングから、法面の雑草が見えなくなる様に、
フェンスで隠しています。

フェンスは、ディーズガーデンのベータウッド。
樹脂製でメンテナンスが楽なのと、木目がリアルで美しい、
人気のある商品です。自由度も高くオススメです。

来年、芝生を貼ったり、
寄せてある草花を花壇に植えて完成です。

乱張り石や、花壇の縁石、植栽など、
お客様が今までDIYで使っていたものをほとんど転用しています。

今有る材料に合わせて、
庭を計画するのは、パズルみたいで複雑なのですが、
楽しかったりします。

これからの成長が楽しみなお庭です。

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