庭のある暮らし

ブタクサ・ヨモギ ~秋の花粉症を引き起こす雑草たち

ブタクサ
ブタクサ

ブタクサ花粉症

お盆休みも終わり、そろそろ秋の気配です。
(とは言っても、本日も34℃ありますが、汗)

秋の花粉症に悩まされている方も多いのではないでしょうか?

この時期の花粉症の原因は、ブタクサが有名ですが、
実物を知っている人はそんなに多くなかったりします。
わかりにくいですが、こんなのです・・・

実は、日本でスギ花粉症より早く、花粉症として注目されたのが、このブタクサ花粉症。
ブタクサは北アメリカが原産地で、アメリカでは、15%くらいの人々がこの花粉症に悩まされているそうです。結構恐ろしい雑草。

ヨモギ花粉症

同じくこの時期の花粉症の原因となる雑草に、ヨモギがあります。
実は、どちらもキク科の植物。

葉っぱも似ています。見分ける必要はないですが、
こんな感じのギザギザした葉が出ている雑草を見つけたら、
花を咲かせる前に抜いてしまう事をお勧めします!!

ちなみにヨモギは燃やすと、虫よけ効果がありますので、
キャンプやアウトドアで、蚊取り線香忘れた~なんて時は重宝します。

植物が花粉を運ぶ方法(子孫の増やし方)は様々ありまして、
代表的なのは、虫と風ですね。
脱線しますが、僕の好きな分野なので、軽く説明します。

虫媒花(ちゅうばいか)

蝶や蜂に花粉を運んでもらう為に、きれいで香りや蜜のある花を咲かせる植物です。
もう、虫達に、ベッタベタに受粉してもらえるので、花の数も少なくて済みます。
その分、いかに目立つか、美味しそうに見えるかの世界です。
私たちが眺めてときめくのも、多くはこの種類ですし、
果実も多くはこの種類です。

(代表例 さくら、バラ、イチゴ、リンゴ、ヒマワリ、アサガオなど)

風媒花(ふうばいか)

一方、風で花粉を飛ばしてエリア拡大をする植物です。
風任せ~なので、花も地味です。虫もいりません。
ただ、質より量で、大量の花粉をばらまきます。
花粉も小さく、より遠くへ飛ぶような形状へ。
そりゃ、体内に入りますよね。
ほんと迷惑。苦笑。
ちなみに、背の高いスギ花粉の飛散距離にくらべると、
雑草の花粉は遠くまで飛びません。

(代表例 スギ、ヒノキ、マツ、ヨモギ、ブタクサ、スギナ)

そんな感じです。
どこまでも飛んでくるスギはどうにもなりませんが、
ブタクサ、ヨモギは近寄らないのが一番。
暑い日が続きますが、自宅に見かけた人は、
自分の為、近隣の方々の為、巡り巡って世界平和の為に、
今のうちに抜いておきましょう。
暑さにはくれぐれもお気を付けて。

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA