昔から、川のある風景に憧れています。
少しゆっくりと過ごしたくて、
今回、岐阜県に行ってきました。
FDAで名古屋(小牧)空港まで行くと、車ですぐです。
まず向かったのは、郡上八幡(ぐじょうはちまん)。
ここ数年、行ってみたいと思っていた町です。
吉田川という清流が流れ、
「水船」という生活用水路が町中に張り巡らされ、
景観と生活が水と共にある、「水の町」です。
司馬遼太郎が、「日本で最も美しい山城」と評した、郡上八幡城や
ユネスコ無形文化遺産に登録された、郡上おどり、
「奥美濃の小京都」と呼ばれる、情緒あふれる街並み。
山間の小さな町なのですが、
ほんと、見どころがたくさんあります。

いつの間にか日本に数個(6個?)ある「天空の城」
そのうちの一つが、この郡上八幡城です。
そんな天空のお城を眺められるこの峠は、
車でしか来れない(チャリはロードバイクなら来れます)ので注意が必要です。
ほんと凄い位置に建ってますよね。
こういう山城を見ると、兵糧攻めには弱そうだなと、
「泣いて馬謖を切った(る)」孔明の気持ちが推し量られ、
せつなくなります。

スマホズームの限界。
今回はここが目的では無かったので置いてきましたが、
いつか望遠レンズ持参でちゃんと撮りたい。

川といえば、鰻。
アクセスもバツグン、吉田屋 美濃錦さん。
天然では無いのですが、今まで食べた鰻の中でも、かなりの好み。
皮、パリパリの濃い味でした。
ひつまぶしにしなくて良かった~
って思う鰻はほんと久しぶり。

町を散策。
ここは吉田川。
鰻も、宿も、吉田さん。
生憎の雨模様だったのですが、
水の風景は、雨の日でもいとおかし、って昔から思っているので気になりません。

河原が町中にあるのはほんと素敵です。
温泉街っぽい風景。

水門的な、水の出を簡易的にコントロールしてるのかな?
よくわかりませんが、素敵でした。苔のむすまで。

水の町郡上八幡のシンボル、宗祇水(そうぎすい)という湧水です。
お社の所から湧水が流れ出るのですが、
上段は、清らかな水なので、飲み水。
下段は、野菜を洗ったりする場所、食器などをすすぐ場所、と別れています。
水が生活に密着して、大事にされていたんだなとしみじみ。
あと、柳がたくさん。
水場には似合いますよね。

歴史のある街並み。
酒好きにはたまらなそうな酒屋。
郡上踊りの提灯。いつか夜通し踊ってみたい。

雨はいいのですが、湿度が苦手。
汗だくで、郡上八幡城へ向かって登ります。
城下を見下ろせる良い眺めですが、
眼鏡もカメラのレンズも曇ります。

さすが、司馬遼太郎。
郡上八幡城は、ほんとに美しい城でした。

清流といえば鮎。
前日は取れなかったみたいです。
一転、この日のお刺身はかなりの物で
あんたラッキーだね!って言われました。

焼き鮎。とにかく美味しい。
特技は、魚を上手に食べることです。
お店の人に、鮎も幸せだね~って褒められました。

鮎雑炊。しみじみ旨い。
以上、鮎のコースでした。




あんまり酔いどれると、川に落ちそうなほど、
川と共に暮らす町。
雨が心地よかったです。
美濃が近いので、
店舗の照明は和紙の物が多く、
紙の文化もあるのだと歴史を感じました。
そんな、青森では見られない文化に溢れた郡上八幡でした。

