さっぱり冴えない画像ですが、大事なお話です。
今年の夏、猛威を振るった雑草がこちら。メヒシバです。
雌日芝とも書きます。お友達に、オヒシバ(雄日芝)なんています。読んで字のごとく、芝の仲間。イネ科の雑草です。
イネは元々暑い地域の植物なので、当然、このメヒシバも暑さが大好き。45℃でも発芽するらしいです!考えられない!!もう今年の夏の為に生まれてきたような雑草です。
肥料分の多い畑から、やせた土地でも大丈夫。
乾燥にも強く、
日当たりを好むけど、日陰でも育ち、
強酸性から、中性、弱アルカリまで土壌も選ばず、
根でも、種でも増えていく。
本当にすごい生命力!!
褒めたくないけど、褒めるところばっかり!!
そんな、スーパー植物です。
こちらは、RAB(青森放送)さんの農園。クローバーを敷き詰めてました。お盆前はパヤパヤだったメヒシバがほんの2週間でひざ丈になってしまいました・・・
抜くのも大変だし、除草剤もクローバーを枯らしてしまう・・・
うーん…悩みます。
そこで見つけたのがコレ。ナブ乳剤。毒々しい容器におののきますが、
なんと、イネ科の雑草だけ枯らす除草剤です。
花壇の中でも、菜園の中でも、クローバー畑でも、メヒシバ(&他のイネ科)だけやっつけます!!
こういう特定の雑草のみ枯らすのを、選択性除草剤というのですが、すごい技術ですよね。除草剤は基本、農業用として研究されてきました。私たちの食べものの根幹である農作物。その安定生産の為に無くてはならない存在です。
オーガニックは理想ではあるのですが、農薬が無ければ、食料が減って餓死する人も増えます。一般人は野菜を買えなくなります。また、ご家庭でも、雑草取りのストレスを考えると、農薬(除草剤)は必要な存在だと僕は思っています。
効果てきめんです!!
若干クローバーの葉先が傷んでいるものもありましたが、まあ、許容範囲です。
花壇や家庭菜園で、他の植物が枯れないか心配な方は、まずは隅っこで使ってみましょう。
あと、くれぐれも芝生で使わないでください。芝生もメヒシバも同じイネ科の植物なので、全滅してしまいます。
雑草対策で大事なのは、すぐやる事。
光合成をする前に、種を撒き散らす前に。
暑い中の作業は大変ですが、お体に気を付けて下さいませ。