人生で見た景色で、一番心震えたものは?と聞かれると、
7年前の今日、平内の浅所海岸で見た、日の出と白鳥を思い出します。
当時の文章を見返してみると、6時10分が日の出で、朝5時には家を出て、30分前からスタンバイしていた模様。
元気ですね。笑
日の出前。静寂。
ちなみに、この日は-12℃でした。
けあらしと言って、水面が水蒸気になってもわもわしてました。なんとも幻想的。
ここで既に興奮と鼻水が止まりません。
体は完全防備だったのですが、手袋はカメラの操作の関係で、どうしても厚い物をつけれず、指がかじかんでちぎれそう。耳もちぎれそう。
いよいよ日の出です。けあらし立ち上る、感動的な風景。
ちなみに、この日は雲が有ったので、日の出の6時10分を少し過ぎてから拝めました。
太陽に吠えたい。
スペシャルな光景でした。どんどん上っていく太陽と、ようよう白くなりゆく風景。
それに伴い、徐々に活動を活発にしていく白鳥たち。
いつの間にか、手の震えも止まり、肌に温かみを感じて来たのですが、もうこの痛寒いまま太陽止まって欲しい!と願うほど、濃密で素敵な時間でした。
そんな感動的な風景も、太陽が上がりきるといつもと同じなので(笑)、7時前には終了です。
30分1本勝負の撮影会。
人生で経験のない、身も心も震えた-12℃の最高の景色。
その後も何度か天気予報とにらめっこして、毎年のように浅所に行ってますが、この時のような景色には出会えてません。
放射冷却狙って、早起き出来る人は、ぜひチャレンジして欲しいと思います。(たぶん今年は無理です)
風光明媚な青森の中でも、季節とタイミングが合わなければ見れない、特別な風景です。