今回は、そんなに大きくないスペースにお庭づくりをしたいとのご依頼でした。
5m×4mくらい。

冬になると、雪を捨てる場所になるので、
お隣に雪が行かないようにと、
雪を積み上げてもいいようにが希望です。

こういう時はフェンスで囲ってあげるのが良いです。
囲うと狭くなる・・・と考える方が多いのですが、
視覚的には全然広さを感じられるようになります。

新築の際、地縄を張った状態で、
「えっ、こんなに狭いの?」「ここに本当に部屋が入るの?」
と思ったのに、工事が進むにしたがって、
広さを感じるようになった経験がある方も多いと思いますが、
(エビングハウス錯視という現象です)

ほんとかよ?って私も思っちゃいますが、
オレンジの丸の大きさは一緒です。


それと同じで、お庭づくりやエクステリアも、
フェンスを作ったり、通路や花壇で仕切ったりすることで、
実際に広さを感じられるようになります。



モダン和風に寄せたいとの事で、ブラック系の素材を多くしてました。
雪を積めるように、植物はシンボルツリーの落葉樹だけが雪囲い必要で、
残りは宿根草が中心の、雪でつぶれても良い花壇にしています。

落葉樹も種類がたくさんありますが、こんな時は、雪囲いをすると、
シュッと細く、コンパクトになる樹種が良いです。

横に枝を張る、幹が固い品種はNGです。
今回選んだのはナツツバキ(シャラ)。
ちょうど今の時期は花が咲いてますが、
樹形も樹皮も新緑も紅葉も、一年中楽しめるとてもおすすめの樹木です。

夏に咲くツバキなのでナツツバキなのですが、
本来のツバキは常緑樹で葉が濃い緑で、冬に咲く花です。
(青森の夏泊半島は、ツバキ自生の北限とか言われています)
ナツツバキは、ツバキ科ナツツバキ属。
落葉樹で、葉が淡い緑で、花姿以外は、ツバキとは全く違います。

最近はアオダモとかアオハダとか、
20年前からよく使っていた樹木なのですが、
人気が出てしまい、仕入れ値が高すぎて、あまりお勧めしていません。
農家さんの事を考えると値上がりは仕方ないのですが、
今の価格上昇はなんだかな~って思ってしまいます。

便乗値上げしてそうなものはなるべく使いたくなく、
良心的な会社を応援したくなる今日この頃です。
今年の春ご依頼のお客様の価格は変えないようにやっておりますが、
そろそろどうにもならない商品も増えてきて、
どこかで、値上げしなきゃと思っていますので、
ご相談はお早めにお願いいたします。

話が脱線しましたが、
奥様のご要望以上のお庭が出来て、
最初は反対していたご主人様も、
相談して良かったと思っていただけて、
設計者冥利に尽きるというか、
こういう、お客様に喜んでいただけるのがダイレクトにわかる仕事なので、
21年間、続けてこられたんだなって最近は思います。

そんな、21周年のイベント、
グリーンフォレストのなつやすみワークショップインベントを
今年も開催します。
7/25(土)・26(日)の2日間。
詳細は、近日アップしますので。