特定外来生物のクビアカツヤカミキリが話題になっています。

群馬県高崎では、1匹捕殺につき300円の報奨金が出たり、

先日は、鈴木農水相が
「もし見かけた場合、踏みつぶす等捕殺をお願いします。」
なんてコメントをしていました。

踏みつぶす事は、
命を奪うという行為をダイレクトに感じられて、心が痛むのですが、
殺虫剤で遠くから手を汚さずに、苦しめながら命を奪うのより、
一瞬で苦しませず逝かせられて、良いのかな・・・と思いつつ、

どっちが良い悪いでなく、人間の業なので、
深く考えずに、その都度効率の良い選択をして良いと思う派です。

クビアカツヤカミキリとは

セアカゴケグモのような、
危険な香りがしますね。

スポーツ界では、
ACミランだったり、湘北高校の色だったり、
とても強そうなイメージですが、

こと昆虫界においては、
前述のセアカゴケグモとか、やけど虫(アオバアリガタハネカクシ)とか、
ろくなもんじゃない。

クビアカツヤカミキリは、
サクラやモモなどの木の内部を食い荒らして枯らしてしまう、
中国や朝鮮半島などが原産の特定外来生物です。

体長は2.5〜4cmほどで、首(前胸部)が赤い色をしているのが特徴です。
5月から8月に成虫が発生しますので、見つけたらすぐに駆除しましょう。

今のところ、青森県では被害がなさそうですし、私も見たことがありません。

それでも、ナラキクイムシの被害はあっという間に青森の森林に広がりましたので、
他山の火事としないようにしましょう。

環境省のホームページへ

庭木の天敵 カミキリムシ

さて、ガーデニングが好きな人にとっては、

クビアカツヤカミキリより、ゴマダラカミキリです。

見たことありませんか?

子供の頃は、かっこいいなと思っていましたが、
植物にとってはとても恐ろしい害虫です。

外来種のツヤハダゴマダラカミキリというのもいて、
そちらも同様で極めてやっかいな存在です。
(カタカナばかりで読みにくいですね、今回)

昆虫採取しているわけでも無いので、
見分ける必要も無く、どっちだろうが、見つけ次第捕殺しましょう。

このカミキリムシ1匹で、樹木を枯らせることが出来ます。
アブラムシの大群や、
アメエイカシロヒトリなどの毛虫、芋虫なんて可愛いものです。

カミキリムシとテッポウムシ

では、カミキリムシ(全般)がどうやって樹木を枯らせるのでしょうか?

カミキリムシは、樹木の枝葉を食害します。
それだけなら他の害虫も同等の行為を行っていますが、
なんと、彼らは木に卵を産み付けます。

孵化した幼虫は、ムシャムシャと幹を食べながら、
トンネルのように巣穴を作り、どんどん中で大きくなります。

周りが全て食べ物だし、外敵も来ないし、無敵の環境ですね。
そりゃスクスク育つわけです。

その幼虫をテッポウムシと呼びます。

テッポウムシは樹木の中で、1~2年間幹を食べ続け、
その間、木屑を穴から排出します。

幹に穴が開いていたり、
樹木の足元におが屑が出ていたりしたら、テッポウムシのサインです。

テッポウムシの駆除

テッポウムシの穴にまず、針金を刺します。
運が良ければ、それで刺殺出来ます。

赤い血が流れるわけでも無く、
刺殺できたかどうかなんてわからないので、
とりあえず園芸用キンチョール噴霧しましょう。

それから、穴を木工用ボンドで埋めます。
これは、薬剤成分を閉じ込めるのと、
内部に水が入って木が腐るのを防ぐためです。
(小さな穴だとやらない事も多いです)

便利な、カミキリムシ用のスプレーもあります。
ノズルが内部まで入りますので、針金で刺す必要もありません。

カミキリムシは樹木全般を食害します。

それでも、肌感ではありますが、
バラやモミジ類、エゴノキ、イチジクは被害が多いですので、
それらを植えている方は、1本持っておいても良いかもしれませんね。

大事に育てているバラ。
ある日急に、全体の葉が落ちてしまった・・・
なんて時は、足元を見てあげましょう。

テッポウムシの穴が開いています。(ホラー)

これはテッポーダン。
穴も埋めてくれる優れものです。

予防として、幹につやつやした、樹脂状のものを塗るのもあります。

カブトムシやクワガタと同じで、カミキリムシは夏が最も活発になります。
見つけたら、恐れず駆除しましょう。
あとは、おが屑が出て無いか、樹木の足元を見てあげましょう。
元気な木には付きにくいので、大事に、健やかに育てましょう。

樹木を育てるのに大事なことは、ちゃんと見てあげることです。
危険なサインを見落とさないこと。
樹木をしっかりと見守ってあげましょう。